今夏のEURO2024にも出場したスチッチ [写真]=Getty Images

　レアル・ソシエダは2日、ザルツブルクからクロアチア代表MFルカ・スチッチを完全移籍で獲得したことを発表した。 【動画】ソシエダに新加入するスチッチのプレー集 　契約期間は2029年6月末までの5年間。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は1000万ユーロ（約16億円）で、将来的な売却額の10パーセントをザルツブルクへ支払うという“売却条項”も付随しているとのこと。スチッチは現地時間2日金曜日のトレーニングにてトップチームに合流予定だという。 　2002年9月8日生まれで現在21歳のスチッチは2016年にザルツブルクの下部組織へ加入し、2019年夏からはセカンドチームにあたるリーフェリングでプレー。2020年夏にザルツブルクのトップチームの一員となると、その後の約4年間で公式戦通算128試合に出場し18ゴール19アシストをマークするなど中盤の主軸として活躍した。昨シーズンは公式戦32試合に出場し5ゴール9アシストを記録している。 　また、2021年10月にデビューしたクロアチア代表ではここまで国際Aマッチ通算10試合に出場。今夏のEURO2024に臨むメンバーにも名を連ね、全3試合に出場した。 　レアル・ソシエダは中盤の主力を担ってきたスペイン代表MFミケル・メリーノにアーセナルからの熱烈な関心が伝えられ、今夏の移籍の可能性が浮上。同選手の退団に備えて中盤の補強を画策していることが報じられていた。