故・木上益治の遺志継ぐアニメ「小さなジャムとゴブリンのオップ」上映会を池袋で開催
アニメーター・木上益治の絵本を原作にした短編アニメ映画「小さなジャムとゴブリンのオップ」の上映会が、11月30日に東京・Hall Mixaにて開催される。 【画像】京アニ放火事件の犠牲者・木上益治の絵本をアニメ化した「小さなジャムとゴブリンのオップ」 2019年7月18日に発生した京都アニメーション第一スタジオ放火殺人事件。「怪物くん」など多数のアニメ作品で原画・作画監督を務める実力派アニメーターであった木上も多くの死者・重軽傷者を出したこの事件の犠牲者の一人だ。「小さなジャムとゴブリンのオップ」はそんな木上が35年前にアニメ制作スタジオ・あにまる屋所属時代に出版した絵本。見習い魔法使いのジャムが、ひねくれ者のゴブリンのオップとの交流の中で成長していく姿が描かれる。 短編アニメはあにまる屋を前身とするアニメ制作会社・エクラアニマルによって制作。木上とともに「怪物くん」に携わった本多敏行が監督・演出、芝山努が監修を務めた。キャストには松本梨香、山口勝平、吉野悠我、柳沢三千代が名を連ねている。 上映会ではアニメ本編に加えて、制作の裏側に迫るドキュメンタリー映画「伝統的な手描きアニメ制作過程の展示と保存 | アニメ『小さなジャムとゴブリンのオップ』の舞台裏」も上映。同作の監督は、中国でその名が広く知られる竹内亮が務めた。さらに上映後には監督の本多敏行、作画監督の野口征恒、作画担当の富永貞義をゲストに迎えたトークショーも開催。来場者には本多敏行監督描き下ろしイラストカードがプレゼントされる。チケットはパスマーケットにて販売中だ。 ■ アニメ映画「小さなジャムとゴブリンのオップ」プレミア上映会 日程:2024年11月30日(土)13:00開場 / 13:30開映 会場:東京都 Hall Mixa 料金:1500円