22年の最優秀2歳牡馬が初ダート挑戦 2度の転厩などを経て復活の糸口をつかめるか
一昨年の朝日杯FSを制したドルチェモア(牡4、栗東・高橋一哉厩舎)が、グリーンチャンネルカップ(3歳上・リステッド・ダ1600m)でダートに初挑戦する。 【写真】22年最優秀2歳牡馬ドルチェモアのこれまで ドルチェモアは父ルーラーシップ、母アユサン、母の父ディープインパクトの血統。母は13年の桜花賞馬。叔母のマウレアは17年の阪神JFで3着、18年のチューリップ賞と紫苑Sで2着だった。 ここまで13戦3勝。デビューから新馬、サウジアラビアRC、朝日杯FSと3連勝。22年の最優秀2歳牡馬に選ばれた。しかし、3歳以降は10連敗。しかもNHKマイルC以降の9戦は全て2桁着順だ。1200mから2000mまで幅広い距離を使い、須貝尚介厩舎から上原佑紀厩舎、さらには高橋一哉厩舎に転厩するなど、様々な策を講じられてきたが、結果にはつながっていない。 今回は生涯初のダート戦となる。前走の京成杯AHは自らレースをやめているような走りだったが、砂替わりで復活の糸口をつかめるか。さすがにガラリ一変は難しいかもしれないが、少しでも兆しを見せてくれることを願いたい。