新潟放送

長野市の美容室に相次いで侵入し、50万円余りを盗んだとして、10日までに20代の男2人が逮捕されました。警察は匿名・流動型犯罪グループが関与しているとして、捜査しています。 建造侵入物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の男（29）と茨城県水戸市平須町に住む建設作業員の男（22）です。 警察によりますと、2人は10月3日、何者かと共謀して、長野市の美容室4店舗に相次いで侵入し、合わせて現金51万円とコインケース2個（600円相当）を盗んだ疑いが持たれています。警察は、捜査に支障があるとして2人の認否は明らかにしていません。 無職の男（29）は、今年9月、金品を盗む目的で新潟県上越市の美容室に侵入した窃盗未遂の疑いで10月4日に逮捕されていました。そして、一緒に行動していたとみられる建設作業員の男（22）に職務質問したところ、乗っていた軽乗用車の中から指定侵入工具であるバール（幅3cm、長さ1m）が出てきたため、建設作業員の男も特殊開錠用具の所持禁止法違反の疑いで現行犯逮捕。その後の調べで、長野市内で窃盗を繰り返していた疑いが浮上したということです。2人は知人関係だったということです。 上越署管内や柏崎署管内で同様の被害届けが出されていて、警察は匿名・流動型犯罪グループが関与しているとみて、捜査を続けています。