口座にお金を入金し忘れてクレカの引き落としに失敗…!すぐ「ブラックリスト」に載りますか?
「ブラックリスト」とは、個人信用情報機関に「事故情報」として履歴が登録された状態を指します。「ブラックリスト」に載るとクレジットカードの使用やローンに制限がかかる場合もあるため、不便に感じる可能性も考えられます。 クレジットカードの引き落としに失敗した場合、「ブラックリスト」に載ってしまうのではないかと不安な方もいるでしょう。 そこで今回は、「ブラックリスト」に載る条件と確認方法を解説します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
「ブラックリスト」の掲載条件は?|1回の引き落とし失敗で掲載される確率は低い
「ブラックリスト」は、実在しているものではありません。個人信用情報機関(KSC、CIC、JICC)に「事故情報」として履歴が登録された状態のことをいいます。登録される条件はそれぞれの機関によって異なる可能性がありますが、5つほど考えられます。 ・複数回の支払い延滞 ・長期間の延滞 ・債務整理 ・短スパンで複数のローン申し込み ・奨学金返済の延滞 例えば、CIC(株式会社シー・アイ・シー)では、長期間の延滞は61日以上もしくは3ヶ月以上が目安のようです。そのため、1回の引き落とし失敗で長期間の延滞でなければ、「ブラックリスト」に載る確率は低いと考えられるでしょう。 ただし、延滞を重ねる・長期間返済しない場合、「ブラックリスト」に載る確率は上がる可能性があります。また、回数や日数は個人信用情報機関によって定めがあるため、気になる場合はそれぞれ情報開示をして確認するとよいでしょう。 なお、奨学金を借りている方は、返済の延滞も「ブラックリスト」の対象となるようです。独立行政法人日本学生支援機構によると、返済開始から6ヶ月経過した時点で3ヶ月以上延滞している場合に、個人信用情報機関に個人情報が登録されます。
「ブラックリスト」に載っているか確認する方法
個人信用情報機関に「事故情報」の履歴が登録されているかどうかは、各個人信用情報機関に問い合わせ・手続きすることで確認できます。それぞれの確認方法は表1の通りです。 表1