UAEが暗号資産取引の課税免除へ、2018年の取引に遡及し適用
付加価値税免除へ
アラブ首長国連邦(UAE)が暗号資産(仮想通貨)の取引に関する付加価値税(VAT)の支払いを免除すると10月2日発表した。 この変更は2024年11月15日に発効し、2018年1月1日からの取引に遡及して適用される。 UAEによるこの動きは、暗号資産を伝統的な金融商品と同じカテゴリーに分類するものだ。 UAEでは、2018年1月より付加価値税5%が導入されているが、今回の変更により暗号資産の移動・交換においてこの5%の課税が免除されることとなる。 なお免税対象に指定された項目は「投資ファンドの運用」、「バーチャルアセット(暗号資産含む)の所有権移転(送金)」、「暗号資産同士の交換」だ。 なおバーチャルアセットは、「デジタル的に取引または両替可能で、投資目的に使用できるデジタル価値の表現」と規定されており、法定通貨や金融証券といったデジタル表現は除外されるとのことだ。
あたらしい経済編集部