中島啓太 巻き返し首位タイ 67で好調キープ「いい流れでゴルフができた」 初日後半から逆襲
「男子ゴルフ・日本オープン選手権・第2日」(11日、東京GC=パー70) 7位から出た昨季賞金王の中島啓太(24)=フリー=が4バーディー、1ボギーの67をマークし、通算4アンダーで池村寛世と並び首位に立った。木下稜介と、大会2勝の稲森佑貴が1打差の3位。今平周吾が72とスコアを落としながらも、トップと2打差5位と好位置を守った。大会初制覇を狙う石川遼は13位で決勝ラウンドに進出。カットライン8オーバーのし烈な我慢比べで蟬川泰果、アダム・スコット(オーストラリア)、杉浦悠太は予選落ちした。 【写真】初日後半から逆襲 ギャラリーの声援に応える中島 日本一の称号に向けて中島の視界は良好だ。初日は前半こそ4オーバーと苦戦したが、後半一気の5バーディーで巻き返し。流れに乗った2日目は4バーディー、1ボギーの67と好調をキープ。ついに首位に並び「今日もいい流れでゴルフができた」とうなずいた。 昨季賞金王に輝いた日本のホープ。今季は欧州ツアーに主戦場を移し、8月は松山英樹とともにパリ五輪にも出場した。海外でも順調にキャリアを積み重ね、技術やマネジメント力は向上。元々筋肉質だった体は昨年よりも5キロ増量するなど、心技体ともにたくましくなった。 国内では4勝を挙げながらも、メジャーは未勝利。埼玉県出身で、地元開催には一段と気合が入る。「苦しい時間も多いけど、楽しみながらやりたい」と日本でやり残したビッグタイトル制覇を狙う。