中国電、「準備整い次第始める」 山口・上関の中間貯蔵関連工事
中国電力の中川賢剛社長は12日、原発の使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の建設を計画する山口県上関町を訪れ、西哲夫町長と面会した。終了後、中川社長は建設の適否を確認する調査の実施前に必要な森林伐採工事について「準備が整い次第、始めたい」と報道陣に述べた。 西町長も面会後に取材に応じ、中川社長に対し「安全で適切な調査の実施と、町や周辺自治体の住民に計画についてさらなる説明を行うよう要請した」と明らかにした。 中国電は昨年8月、町内での施設建設を町側に提案。西町長は建設調査の実施を容認した。中国電が町に届け出た森林伐採工事は、今月下旬にも可能になる見通し。