国民・玉木雄一郎氏「悪質な印象操作」玉川徹氏や田崎史郎氏ら議論の「モーニングショー」に苦言
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が23日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、同日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)の内容に苦言を呈した。 【写真】似てる?そっくりの女子アナと並ぶ玉木雄一郎氏 玉木氏は「今朝のテレ朝のモーニングショーでは、国民民主党批判、178万円への引き上げ案批判が酷かったようですね」と話題を切り出すと「私たちは何も自民党や公明党ましてや財務省と戦っているわけではありません。有権者の皆さんが自公過半数割れを選択した新しい政治状況の下で、『税金を使う側』だけではなく、これまで政治に反映されにくかった『税金を払う側』の立場を少しでも政策に取り入れようと努力しているだけです」と主張した。 その上で、番組内容について「それを、国民民主党が『協議再開を与党に泣きついた』とか『財務省から出てきた財源の試算にあわてている』などと一方的に報じるのはバランスを欠いていると思いますし、悪質な印象操作だと感じます」と指摘。「前から申し上げているとおり、せめて違う意見を反論できるコメンテーターか、私でもいいので番組に呼んでいただけないでしょうか。先週放送された読売テレビの『ウェークアップ』は呼んでいただきました」とした。 さらに「一方的な批判が続くようなら、それは放送法4条『意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること』の趣旨にも反すると思います」とコメント。「自民党も(メディアも)、財源への懸念を述べることには熱心である一方で、どう物価高を克服して、どのように日本経済を成長させ国民生活の向上を実現するのか、ビジョンを欠いています。国民民主党に財源がないと主張するなら、自民党には物価高騰への具体策がないではないかと両面から報じていただきたいと思います。与党の123万円案による5,000円や1万円の減税では、物価高騰対策にはなりません」と訴えた。 最後は「国民民主党が選挙で提起した『103万円の壁』の引き上げの議論は、国民全員の生活にかかわる議論だからこそ、テレビ局の公平な対応を望みます」とあらためて苦言を呈した上で「ちなみに、12月20日の三党幹事長間での確認は、『来年の予算や法案がもたない』と森山幹事長から連絡があって行われたものです。念のため」と追記した。 玉木氏は不倫報道で現在は役職停止中。この日の番組では、玉川徹氏や田崎史郎氏、山口真由氏らが出演し、「103万円の壁」について議論。国民民主の主張する「178万円引き上げ」について、田崎氏は「果たして178万円も働くひとはどれだけいらっしゃるんですか」、玉川氏は「給付という手もある」と語るなど、懸念材料などをあげていた。