旅館で納税→すぐ電子クーポンの返礼品…ふるさと納税の新たな仕組みを犬山市が導入 観光消費額アップ図る
愛知県犬山市で27日、「現地決済型」のふるさと納税が始まりました。 犬山市の老舗旅館「灯屋 迎帆楼(あかりや・げいはんろう)」。犬山市で27日から始まった新しいふるさと納税の仕組みが始まりました。観光客などがその場で納税し、その場で返礼品を受け取れるというものです。 【動画で見る】旅館で納税→すぐ電子クーポンの返礼品…ふるさと納税の新たな仕組みを犬山市が導入 観光消費額アップ図る この旅館では客室などにQRコードが置かれていて、ふるさと納税ができます。 その返礼品は「電子クーポン」です。寄付金額を決済すれば、その場で1円単位の買い物に使うことができます。市内の旅館や飲食店など、14カ所が対応しています。 この仕組みを犬山市と共に運用するのは、中部電力ミライズコネクトです。中部電力グループのWEB会員向けメールマガジンといった顧客基盤を活用し、犬山市での観光消費額を向上させるのが狙いです。 城下町の食べ歩きなどが人気ですが、犬山市は日帰り観光客が多い点が観光面での課題としています。宿泊施設でも使えるクーポンの導入で、ふるさと納税と1人あたりの消費額アップに期待しています。 灯屋迎帆楼の担当者: 「大変注目されている観光地ですが、まだまだ知られていない魅力もたくさんあるので、これをきっかけに訪れていただく方が増えたらいいなと期待しています」