“リーズのサラブレッド”アーチー・グレイ売却の動きにファン怒り心頭「心が張り裂けそうだ。クラブもオーナーもクソくらえ」
代々リーズの家系
23-24シーズンのプレミア・チャンピオンシップで3位に終わり、サウサンプトンとの昇格プレイオフに敗れたリーズ・ユナイテッド。PSR要件を満たすために選手の売却も迫られており、チームのエースであるアーチー・グレイの移籍の噂が飛び交っているのが現状だ。 チェルシーやトッテナム、ブレントフォードなどプレミアクラブから声がかかっているというグレイ。しかしリーズのサポーターは、この18歳を売却することに大反対であるようだ。売却しようとするアメリカのオーナーグループに対して、許されないことだと感じているという。英『Daily Mail』が伝えた。 というのも、グレイが代々リーズでプレイした家系であるからだ。叔父のエディ・グレイはリーズ史上最高のウインガーと呼ばれた選手で、父のアンディ・グレイ、祖父のフランク・グレイもまたリーズでプレイしていた選手たちだ。いわばアーチー・グレイはリーズのサラブレッドであり、それだけにサポーターからの人気も段違いに高いのだ。エディ・グレイ氏は、そんな甥の売却を厭わないクラブの姿勢にショックを受けているという。 同紙が紹介したファンのSNSには「アーチー・グレイはリーズの一員であり、彼のファミリーは我々のDNAに刻まれている。18歳にして、彼はすでにファンからもっとも愛される選手のひとりだ。そして、我々は彼を手放すのだ! 言葉もない。今やサッカーは金以外のなにものでもない。心が張り裂けそうだ。こんなことを許した我々のクラブ、我々のオーナーはクソくらえだ」と怒りの言葉が綴られている。 同紙によればブレントフォードからの4000万ポンドのオファーは拒否されたようだが、6月が終わるまでにグレイが売却されるのは確実視されている。
構成/ザ・ワールド編集部