【NHKマイルC】イフェイオンで狙う衝撃再び 母は左回りで全2勝、父もJC制覇「血統はウソをつかない」
「NHKマイルC・G1」(5日、東京) あの衝撃を再び-。2年前、シンガリ18番人気のカワキタレブリーを3着に好走させ、3連単153万円馬券を演出した杉山佳師が怪気炎を上げている。 ターフに送り込むのはフェアリーSの覇者イフェイオン。前走の桜花賞は11着。「この前は内の方でゴチャついて力んでしまいました。外を回せれば良かったんですが、押し込められてしまって…」と杉山佳師。ただ、スムーズな競馬がかなわなかったなかで勝ち馬から0秒7差なら、悲観するほどの内容ではない。 3日朝は角馬場から栗東Eを半周。引き続き落ち着きを保ちながら、好ムードを漂わせていた。枠順抽選では2枠4番へのゲートインが決定。「前回みたいにゴチャつかないのが一番ですが、今は内めの馬場もいいでしょうからね。この枠番からも馬券に絡んでいないわけではありませんし。いい所でスペースを見つけながら進めてほしいです」とうなずいた。 レース当日の東京競馬場は30度に迫るほど、気温が上昇する予報。「暑さは牡馬にはしんどいと思います」と、暑くなればなるほど芦毛の牝馬に分が出てくる。さらに、「お母さんの2勝はどちらも左回りで、お父さんも左回りのジャパンCを勝っていますから。血統はウソをつかないですよ」と大きな期待を寄せた。今年も気鋭の厩舎が大波乱を演出してみせる。