我慢しなくていい!「PMSが辛い」とき婦人科に相談した方がいい理由って?
PMS(月経前症候群)は女性の身体の仕組み上、誰にでも起こる可能性があります。辛い時はがまんしないで、婦人科に相談するのが正解。「クリニックでどんなことをするの?」「検査は怖そう……」そんな疑問や不安を抱く人も多いのでは? 今回はPMSの原因からクリニックでできる治療法までを婦人科医の福山千代子先生に聞きました! あなたに合った対策を見つけましょう! 【PMSタイプ診断】心身の不調の原因&改善法を知ろう! 人には聞きづらい“女性特有の身体のお悩み”について、専門家にきちんと話を聞いて、正しい方法で問題解決を目指しましょう!【ViViフェムケア通信#5】
01)PMSは、実は「あるのが当たり前」!?
「妊娠・出産」に向けた準備として、PMSは女性の身体に発生する自然な現象の1つです。 福山先生 PMSが発生する黄体期は、『ひょっとしたらこれから妊娠して、子どもを育てるかもしれない期間』にあたります。 身体が栄養や水分を溜め込もうとして、お腹が張ったり、むくみやすくなったり。また外的環境に対して敏感になり、ちょっとしたことにイライラしやすくなるんです 自然な現象とはいえ、症状が辛くて生活に支障があるのは困りもの。上手につき合うためには、どうしたらいいの……?
02)「生理の記録」をつけると、不調の理由がわかる!
PMSに悩む人全員に福山先生がおすすめするのは「生理の記録をつけること」。 生理前のいつ頃から辛い症状が発生するのか。そして、生理が始まって何日目くらいに症状が楽になるのか、メモしてみましょう。 福山先生 1~2ヵ月記録してみると、ホルモンの変化とPMSの関係性が分かるはず。 自分自身でも「そろそろお腹が痛くなりそう」「イライラしそう」と把握できますし、この記録をもとに、その方の症状とタイミングに合った治療が提案しやすくなります!
低用量ピル
PMSの原因の1つは、女性ホルモンがダイナミックに変動すること。低用量ピルは、女性ホルモン量を体内で一定に保つはたらきが期待できます。 福山先生 現在妊娠を希望していないなら、低用量ピルの服用は1つの手。症状が全部解消するわけではありませんが、月経痛の改善やメンタルの安定に繋がります