日本男子、フェロー諸島にリベンジ! エース安平光佑がチーム最多8得点/ハンド
ハンドボール男子・国際親善試合(3日、東京・国立代々木競技場)パリ五輪に出場する日本は、フェロー諸島との第2戦に臨み、31-25で勝利。29-30で落とした1日の初戦のリベンジを果たした。エースの安平光佑(24)=RKバルダル=がチーム最多の8得点を挙げ、スペイン出身のカルロス・オルテガ監督(52)が4月に就任後、チームの初勝利に貢献した。 前半、安平がチームの初得点をマーク。1日の試合では痛めている右足首と腰を考慮し、7メートルスロー(サッカーにおけるPK)での出場にとどまっていた24歳が勢いをもたらした。終盤に、近年力をつけている相手を引き離し14-10で折り返した。後半も集中力を切らさず攻め、高野颯太(25)、主将の渡部仁(34)=ともにトヨタ車体=らの得点でリードを広げた。GK中村匠(27)=豊田合成=のナイスセーブも光った。 日本は2大会連続の五輪出場で、開催国枠以外では1988年ソウル大会以来、36年ぶりに出場権を獲得した。今後は東京都内で強化合宿を行い、欧州遠征での強化試合3戦などを経て27日に五輪1次リーグ初戦のクロアチア戦を迎える。「彗星(すいせい)ジャパン」はパリ五輪で初の8強入りを目指す。