ブリスベン国際

（左から）ノヴァーク・ジョコビッチとニック・キリオス[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのブリスベン国際（オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250）は30日、ダブルス1回戦が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場しているN・ジョコビッチ（セルビア）/ N・キリオス（オーストラリア）組がA・エルラー（オーストリア）/ A・ミース（ドイツ）組を6-4, 6-7 (4-7), [10-8]のフルセットで下し初戦突破を果たした。 【動画】エンタメ性抜群！ジョコビッチ/キリオス組の試合に会場大熱狂！マッチハイライト シングルスで世界ランク7位のジョコビッチと元世界ランク13位のキリオスがペアを組むのは今回が初。両者にとってこの試合は2025年シーズンの初戦となり、負傷でツアーを離脱していたキリオスにおいては、約1年半ぶりの公式戦出場となった。 注目のペアの初戦とあって試合には多くの観客が集まった。第1セット、両ペアキープを続け迎えた第10ゲームで、ジョコビッチがコート外側からポール回しでウィナーを決めると、ジョコビッチとキリオスは一気に4ポイントを連取。最後はキリオスがサイドラインいっぱいにフォアハンドを決めブレークを奪い先行する。 第2セットは普段ダブルスを主戦場とするエルラーとミースが意地を見せタイブレークの末に1セットオールに追いついたが、10ポイントマッチのタイブレークで争われるファイナルセットではジョコビッチとキリオスが接戦を制し2回戦進出を決めた。 ジョコビッチとキリオスは試合中随所で観客を魅了するプレーを披露。人気選手同士がみせたエンターテイメント性抜群の熱戦に、会場は大熱狂に包まれた。 勝利したジョコビッチとキリオスは2回戦で第1シードのN・メクティッチ（クロアチア）/ M・ヴィーナス（ニュージーランド）組と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のため同ペアはこの試合が初戦となる。