『AI予測』は的中するか?菊池雄星の成績予測を中間評価
まだシーズンは折り返しにさえ達していないので、予断は許さない状況ではあるものの、仮に菊池がこのままのペースを維持した場合、こと菊池の予測に関して、我々は「AIもまだまだ甘い」という結論に達することになる。
確かに勝敗に関しては、2試合負け越しという予測は的中しているように見えるが、それはあくまでも「防御率4.99」という数字に基づいた予測であり、現在の数字の背景には、今季の菊池は好投しても打線の援護がないため、勝利がつかない、あるいは敗戦投手となるケースが少なからずあるというチーム事情が潜んでいるのである。
実際、今季の菊池は7試合でクオリティ・スタートを達成しているが、その7試合の成績は3勝2敗となっており、フェアとは言い難いところがある。よって、この部分は、単なるAIの結果オーライとするべきだろう。また、与死球は今のところゼロであり、菊池がAI予測通りにシーズンを終えるには、今後1試合につき打者1人を悶絶させる必要がある。
J SPORTS 編集部