『AI予測』は的中するか?菊池雄星の成績予測を中間評価
MLB日本人選手に対するAI予測の中間評価、今回はアメリカン・リーグでプレーする菊池雄星の現時点での成績を、シーズン前にAIが予測した数字を照らし合わせてみよう。 ★日本人選手、2024年シーズンのAI予測https://bit.ly/4edzrSu
まずは、今季も先発ローテーション中心選手の1人としてパフォーマンスを見せているブルージェイズの菊池雄星である。昨季、トロントの左腕は渡米後、キャリアベストのシーズンを送ったわけだが、そんな脂が乗った選手に対し、AIは次のような予測を出した。
◆菊池雄星:2024シーズンAIの予測成績https://news.jsports.co.jp/baseball/article/20190310226729/ 登板28.4 先発28.4 投球回146.2 防御率4.99 勝利7.5 敗戦9.9 セーブ0 奪三振155.6 与四球61.2 与死球17.4 自責点81 失点87.1 被安打134.3 被本塁打21.9 奪三振率9.58 与四球率3.77 被本塁打率1.35 被打率.240 BABIP.311 FIP4.69 WHIP1.34
要約すると、「2023年シーズンは菊池のピークであり、今季はかつてのように、しばしば制球難と苦闘し、パフォーマンスに一貫性を保てない先発投手になる」というのがAIの分析であり、ア・リーグの与死球王になるとすら予言していたのである(昨季MLBで与死球最多はJP・シアーズの16)。
では、実際に左腕が残している今季の数字を見てみよう(括弧内6月14日現在のペースを維持した場合、レギュラーシーズン終了時に達成が予測される数字)。
登板14(33.4) 先発14(33.4) 投球回77.1(184.2) 防御率3.26 勝利4(9.5) 敗戦5(11.9) セーブ0 奪三振76(181.1) 与四球19(45.3) 与死球0 自責点28(66.7) 失点30(71.5) 被安打76(181.1) 被本塁打7(16.7) 奪三振率8.84 与四球率2.21 被本塁打率0.81 被打率.256 BABIP.319 FIP3.10 WHIP1.23