韓国の行末決める運命の裁判…韓国・尹錫悦大統領の弾劾裁判 裁判官9人のうち3人が空席で1人でも反対すれば職務再開の可能性も 野党側は首相弾劾訴追案も提出
韓国・尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾裁判が、27日午後2時から始まる。 憲法裁判所前から濱田洋平記者に伝えてもらう。 尹大統領を弾劾するのかどうか、韓国の行末を決める運命の裁判が始まる。裁判所前には、朝から警察車両が複数並んでいて厳戒態勢がしかれている。 尹大統領の代理人弁護士は27日朝、ようやく選任され、27日は、裁判官と争点や証拠などについて整理する弁論準備手続きが行われる予定だ。 尹大統領自身は、27日は出席しない見通しだが、約2万人が傍聴を申請したということで、注目度の高さがうかがえる。 結論は、弾劾訴追案の可決から180日以内に出されるが、審判にあたる裁判官を巡る混乱も起きている。 9人の裁判官のうち6人が賛成すれば弾劾となるが、3人が空席状態のため、1人でも反対すれば尹氏は、職務を再開する可能性がある。 26日、裁判官の任命同意案は野党の賛成のみで可決されたが、任命を行う韓悳洙(ハン・ドクス)首相が与野党の合意が必要と訴え任命を拒否した。 韓首相に対して、野党側は弾劾訴追案を提出し、このあと採決が行われる見通しで、政局の混乱はさらに増すことになりそうだ。 (「Live News days」12月27日放送より)
フジテレビ,国際取材部