あの「malca」の1階に、ウエイティングにも使えるオシャレなBarがオープン!
ハードリカーは希少性の高いものをそろえています。カルヴァドスは1972年、コニャックは1955~60年の蒸留というもの。特に写真右のマールは生産者であるドメーヌ・デュジャックがマールの製造を中止しているため、こちらでもこの1本のみ! ゆっくりと古酒の香りの余韻に浸りたい。
オリジナルラベルのラガービールは「常陸野ネストビール」をはじめクラフトビールや、日本酒、ウイスキーなどを醸造・蒸留する茨城県の老舗蔵元「木内酒造」とのコラボ商品。麦芽の芳醇なうまみとアロマホップの爽やかな香りを感じる淡色ビールは喉越しのキレがたまりません。
こちらは系列店の「焼肉もちお」開業時、ハイボール向けに「木内酒造」と共同開発した、バーボンカスク93%とシェリーカスク7%をブレンドしたオリジナルのウイスキーです。大きくて四角い氷を入れたグラスにソーダを注ぎ、ゆっくりとウイスキーを加えます。シュワシュワとした発泡の爽快感を損なわないよう、ステアするのはほんの1、2回。樽熟成させたウイスキーの日々進化する味を楽しめます。
「ちょっと軽くつまみたい」に最適なフードメニュー
それでは大久保さんのおすすめをいくつかご紹介しましょう。まずはワインに合わせて「シャルキュトリー盛り合わせ」を。アメリカ・カリフォルニア州「Volpi社」の18カ月熟成プロシュートはパルマ製法でじっくり熟成した、ふんわりとやわらかく、クリアな味わい。一方のコッパは前述した「木内酒造」が経営する「常陸野ハム BARREL SMOKE」で加工したもの。「日の丸ウイスキー」の製造過程で出る麦芽粕を飼料で育った「常陸野ポーク」の芳醇な香りと絶妙な塩加減がワインによく合います。
粉類を最小限に抑えて高温で焼きあげたバスクチーズケーキは、マルサラ酒で風味付けしたシャンティと淡路島の海水で作った「天日塩」を添えています。「malca」でも使用しているこの塩は、塩職人の山下さんが海水を手で汲み取り、太陽の光と自然風だけで蒸発させて作るため、完全オーダーメイドで7,000種類以上の味を作れるそうで、これは料理のアクセントとなるような粒の大きさと、丸みを持たせた味わいにカスタマイズしています。細かい粒子を固めたような塩は噛むとホロッとほどけます。とろんとしたテクスチャーでコクと風味豊かなチーズケーキが一転、お酒に合うデザートに!