高速船撤退「早期に判断」 JR九州、ハード対策困難
日韓を結ぶ高速船クイーンビートルの浸水隠し事件で、JR九州の古宮洋二社長は20日、日韓高速船事業から撤退するかどうかを年内にも判断する考えを示した。定例会見で「(補強など)抜本的なハード対策は難しい。できるだけ早期に判断したい」と述べた。 JR九州は事件発覚後、再発防止策を講じて運航再開を目指す考えを示してきた。だが、浸水の原因となった船首の補強は「技術的に難しい」と専門家から指摘されたため再開を断念し、日韓航路から撤退する方向で検討を進めている。