【オリックス】平井正史投手コーチ、若手救援陣にハッパ「今いないメンバーからポジションを奪い取る気持ちで」
オリックス・平井正史投手コーチ(49)が3日、若手リリーバーたちにポジション奪取指令を出した。救援陣の助っ人を除いた平均年齢はリーグ最年少の26歳(7選手、3日現在)。「みんな、よく頑張っている。ただ、この世界、1軍で投げてなんぼ。若い選手が、今いない(主力)メンバーからポジションを奪い取るぐらいの気持ちでいかないと」とハッパをかけた。 故障者続出で昨季の勝ちパターンが一人もいない非常事態だ。右肘痛の守護神・平野佳をはじめ、山崎、宇田川、比嘉、小木田が2軍暮らし。1日の中日戦(京セラD)では1点リードの9回に抜てきされた2年目・才木が救援に失敗したが、若手の奮起は不可欠だ。中でも、ドラフト6位・古田島は気迫あふれる投球で、広島・栗林らが持つデビューから22試合連続無失点の新人記録にあと5と迫る。同コーチは「そこは継続してもらって」と期待を寄せた。 今季最多タイの借金8は過去の優勝チームの最大借金(07年の日本ハム)と同数。データ上は徳俵に足がかかる状況だ。「(救援陣は)みんなで束になっていくしかない」と平井コーチ。フレッシュな顔ぶれが逆境で一皮むけることを待ち望んでいる。(小松 真也)
報知新聞社