新品主義をやめた今、中古でも絶対に欲しいもの【エディター昼田祥子さん】
新刊『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』も大好評のファッションエディター昼田祥子さんが、「服捨て体験」を通して得た気付きや今気になるトピックについて綴ります。 【画像】「服捨て」したら人生が変わった! 昼田祥子さんのミニマムクローゼット こんにちは、エディターの昼田です。 「フリマをやるので、お時間があればいらっしゃいませんか?」 と稲垣えみ子さんからお誘いを受けたのが年末のことでした。何かを買いたい、というよりも、稲垣さんにまたお会いしたかったので(笑)嬉しくて、もちろん行きますと即答。
「このデザイン、素敵よね~」「この素材、なかなかお目にかかれない感じですよね~」「私、この時代のギャルソン、好きだったなぁ~」「あなたにはこっちよりこっちのTシャツじゃない?」あーだこーだ、こうやって服を媒介にして、会話が広がっていく感じ。なんて楽しいんだ! 友達と服を買いに行くなんて、ほとんどやったことがありません。みなさんも多くはそうじゃないでしょうか。買う買わないは一旦置いておいて、服を見て今感じたことをシェアしていくなんて、滅多にないけど楽しい体験でした。 ということで、今月、自分でもフリマをやってみることにしました(笑)。
使えるものは、どんどん生かしていく。 そんな思考になれたのは、「服捨て」をしたからこそ。私自身、たくさんの服をメルカリやリサイクルショップを通して、次の方にお譲りしてきました。私とはご縁が切れてしまったけれど、どうかいい人に巡り会えますように。そんな思いでお嫁に出してきました。 ですから、私自身も誰かから服をバトンタッチしてもらえたらと思うんですよね。新品じゃなくてもOK! 誰かにとって不要なものでも、私にとっては心から愛するアイテムはぜひ引き取りたいと思ってます。
例えば、このアウターの下に着ているニットは、ユニクロの定番商品の「カシミヤクルーネックニット」(メンズ)。愛用歴5年以上ですが、一度買い替えたときに探したのが中古品のものでした。