AmBitious井上一太「本当に僕?」萎縮しつつもラジオパーソナリティーで奮闘中【ロングインタビュー後編】
AmBitiousの井上一太(18)が得意のダンスでグループを引っ張っている。振り付けも担当しており「ユーモア感や、面白みを加えることはこだわっています」と笑顔がはじける。11月からは、MBSラジオ「関西ジュニアのMBSヤングタウンNEXT」(金曜・後9時)のメインパーソナリティーとしても活躍中。「このチャンスを逃すわけにはいかないっていうプレッシャーが…」と苦笑いするが、高校3年生の等身大の姿で奮闘中だ。 ―11月から来年3月末までMBS「ヤングタウンNEXT」の金曜メインパーソナリティーを務める。 「最初聞いた時は、本当に僕で合ってます?って一回聞きました。関西Jr.と名前を出していながら、僕が出てきたら『お前かい!』ってなりますよ、みたいな。初めてのレギュラーのお仕事。マジでしゃべるの下手なんですよ。しかも全部生放送。絶対、僕じゃないですよ。関西Jr.って名前を使ったらダメです!」 ―誰とどんな話をしたいか。 「誰が来るとかは、僕が決めるわけではないんです。来た人によって自分の立ち回りも変わるかなって。しゃべり方とかも、後輩が来たら自分がもっと回さなあかんやろうし、同期が来たらこうした方が面白くなるなとか。そういう使い分けもできるようになれたらなと思います。でも、面白くできない方が怖い。面白みのない話を1時間されても…って。それが一番怖いです」 ―今は全国で聞ける。 「それこそお便りでも、全国から送ってもらいますね。しかも関西圏以外の人が聞くのって(radikoの)プレミアム会員。そんなお金を払ってまで聞いてくださってるのはびっくりしました。でも、やっぱりヤングタウン水曜日でAぇ!groupさんがやっているのは大きいですね。Aぇ!さんのおかげみたいなところもあると思うので、絶対このチャンスを逃すわけにはいかないっていうプレッシャー。動きが面白くても、言葉にしないと伝わらないのがラジオの難しさですね」 ―11月はBoys beの池川侑希弥が登場した。 「同期なんです。彼もBoys beの中でMCの回し役。今回のメインは僕やから、僕が回さないとあかんけど、侑希弥もやっぱりちょっと回しちゃう部分もあって。そのちょうどいい間をとれればと思ってやっていました。初のゲストやから、どう引き立てようかって。難しいですよね。答えは正直、まだたどり着けていないです。でも、1か月ごとにゲストも変わって違う色になるから、それをどうしていくかですね」 ―自分のラジオは聞き直す? 「初回を聞いたんですよ。まずテンションが変に高すぎた。緊張して空回りしてたなっていう反省ですね。ラジオやからもっと落ち着いていいと、率直に思いました。同期で、漫才とかも二人でやったこともあったんです。だからしゃべりやすいんですけど、自分がもっと回さないとって思いましたね」 ―ゲストによって変わってくる。 「ゲストに頼らないといけない部分はあるけど、頼りすぎてもなって。相方の良さをどうやって引き出すかも僕の役割。これから後輩も出てくると思うんです。後輩から僕に対してしゃべるって、最初は緊張すると思うので、自分から話を振ってあげるのもだし、距離を詰めるっていう部分でも。めっちゃ楽しいんですけど、めっちゃ難しいですね」 ―これからAmBitiousとしてやっていきたい夢は。 「僕らもいろいろやらせてもらって、全国ツアーもやりました。それでもフェスとか出たいですね。めっちゃ暑い中、タンクトップで踊って歌うみたいな。汗だらだら垂らしながら歌い切るみたいなのはすごく好きなので、やってみたいです」 ―個人では何か。 「演技とかは他のメンバーでやりたい子もおるし、その子に頑張ってもらって。僕はダンスを頑張るからと言っているので、それこそ舞台でもダンスの舞台に出演したいです。最近、テレビでダンスの企画も多いじゃないですか。そういう企画とかで一花咲かせたいです」 ―最後にファンに熱いメッセージを。 「この1年、いろいろ新しいことをやらせてもらいました。グループでは全国ツアー。僕で言ったら、それこそ初ラジオレギュラーなど新しい機会をもらって、ファンの皆さんには感謝しきれないです。もっと大きい舞台を来年見せられたらいいなと思ってます」 終始笑いが絶えない前向きな明るさがトレードマーク。AmBitiousのムードメーカーとして、これからも突き進む。(終わり) ◆井上 一太(いのうえ・いちた)2006年6月19日、兵庫県生まれ。18歳。19年に関西Jr.として活動をスタートし、21年に関西Jr.内ユニット「AmBitious」のメンバーに選出された。11月からMBSラジオ「ヤングタウンNEXT」金曜日に、メインパーソナリティーとして出演。特技はダンス。
報知新聞社