衆院選・争点 国の安全保障 県内で進む馬毛島基地建設やさつま町弾薬庫 候補者の訴えは 鹿児島
Q.基地建設に反対? (西之表市民 70代)「反対。反対派と賛成派と仲たがいしたり、それが一番(嫌)。国のやり方はダメだと思う」 (鹿児島市民 80代)「戦争おこらないと思うけど守ってほしい、安全保障はずっとしてほしい」 (鹿児島市民 40代)「最前線で防衛対策となると怖い面はあると思うけど、どうしてもせざるを得ない状況であれば、国民・地域の人がわかりやすいように説明することが望まれる」 (記者)「上空1000メートルの高さから航空機による測量が行われています」 一方、県内の安全保障を巡ってはさつま町にある標高およそ650メートルの中岳で、防衛省が自衛隊の弾薬庫整備を検討しています。地上からのボーリング調査などが、2026年3月まで行われる予定です。 過疎化が進む中、行政や商工会が弾薬庫の誘致を進める反面、住民からはさまざまな声が・・・。 (無職 80代)「反対。(太平洋戦争中に)防空壕を掘った、子どもたちで。空襲警報が鳴れば逃げて。そういう記憶があるから怖い」 Q.(経済効果への)期待は? (農家 80代)「期待はしていない。どっちかといえば賛成でいい。国がいろいろ決めたことをひっくり返すことはできない」 (農家 60代)「消滅自治体とか(言われる)」 Q.弾薬庫の問題より、農業の今後? 「そうです。気持ち的には(弾薬庫は)できてもいいかなと思っている」 候補者はどのように向き合っているのでしょうか。 ■鹿児島1区 鹿児島1区に立候補した3人の訴えです。 (昇拓真候補 参政・新)「住んでいる人、島民の意見を吸い上げられる形にしていくべきと思う。連携を強化して国政に上げていく形をとっていきたい」 (宮路拓馬候補 自民・前(3))「抑止力と共に外交力でもって決して戦争を引き起こさない。国に国民を守り抜く、そういう外交安全保障戦略が重要だと思っています」 (川内博史候補 立憲・比例前(7))「安全保障という名の戦争準備に43兆円も使う。今の政府がいこうとしている道筋は違う道筋ではないかと」