25年4月の豊岡市長選、市議の前野氏が立候補を表明 「人口減対策が急務」
任期満了に伴う兵庫県豊岡市長選(来年4月20日告示、27日投開票)に、豊岡市議の前野文孝氏(56)が12日、無所属での立候補を表明した。 【写真】兵庫県知事選で無関係のポスター 掲示板に元首相や人気アニメキャラ 前野氏は同市日高町出身で大阪府立大経済学部卒。日本IBMを経て、1995年に前野紙業に入社。同社社長だった2013年、市議選に初当選した。17年に中貝宗治前市長のもとで副市長に就任。21年に辞任後、再び市議選に当選した。現在は同社会長を務める。 豊岡市内で会見した前野氏は人口減少対策が急務とし、教育、医療、福祉の強化を列挙。「生活の足元を支えながら、ほかのまちにないものを伸ばす」とし、豊岡演劇祭については「市は関わっていかないといけない。どうあるべきか積極的に見直す」と述べた。 同市長選には現職の関貫久仁郎氏が立候補を表明している。(丸山桃奈)