ロマンス詐欺、40代女性が1.3億円の被害
奈良県警は6日、生駒市の40歳代女性が、約1億3100万円相当の暗号資産(仮想通貨)をだまし取られるロマンス詐欺被害に遭ったと発表した。 発表では、女性は6月、携帯電話のメッセージアプリ「メッセンジャー」で「佐藤」と名乗る男から連絡を受けた。LINEでやりとりするようになり、9月頃から「仮想通貨の投資をすればもうかる」などと投資をもちかけられた。
女性は、男に嫌われたくないという思いから、暗号資産の口座を開設。9~10月に計8回、合わせて約1億3103万円相当の暗号資産を購入し、男に指定されたアドレスに送った。 紹介された投資サイトでは利益が上がっているように見えたため、女性が金融庁に税金の相談をしたところ、詐欺と指摘され、被害に気づいたという。 県警は「お金の話が出たら詐欺を疑って」と注意を呼びかけている。