土木、コンクリート工事の「サノ工業」事業停止、弁護士に事業処理を一任 価格競争の激化や外注費コスト負担で負債約1億9000万円 富山
土木工事、コンクリート工事を手掛けるサノ工業が31日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していることが帝国データバンクの調べでわかりました。 【写真を見る】土木、コンクリート工事の「サノ工業」事業停止、弁護士に事業処理を一任 価格競争の激化や外注費コスト負担で負債約1億9000万円 富山 帝国データバンクによりますと、サノ工業は2011年(平成23年)創業、2016年(平成28年)に法人改組した土木、コンクリート工事業者です。 富山県や石川県を商圏として地元建設業者の下請けとして海岸や港岸における護岸工事を手掛け、ピーク時の2022年3月期は売上高約3億円を計上していました。 しかし、近年は同業他社との価格競争の激化や労務費、外注費のコスト負担が高まって赤字決算が続く厳しい収益状況でした。 財務面でも債務超過が慢性化し、資金繰りがひっ迫する中で事業継続の見通しが立たなくなり、事業を停止したとみられます。 サノ工業は、同じく31日に負債約1億9000万円で事業を停止した石王丸紙業を多角経営をすすめるため令和5年12月、買収した経緯があります。負債は2024年3月期で約1億9000万円とみられます。
チューリップテレビ