賞金1位・平田憲聖は19位発進に「苦しい一日」 賞金王争いの6人はアンダーパーなし
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 初日(28日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)◇晴れ(観衆2033人) 【画像】昨年はカシオワールドでコノ人が決めた 賞金王への可能性を残す6人には、厳しい開幕になった。「去年出たJTとは全然メンタル的に違う。もっと、のびのびやっていたと思う」。賞金ランキング1位の平田憲聖は1バーディ、3ボギー「72」で2オーバー19位。午後にかけて風が強まるなかで「我慢しきれず、苦しい一日でした」と後半インで2つ落とした。
賞金ランキング順で初日の組み合わせが決まる本大会は、平田とランク2位の金谷拓実、同3位今平周吾が同組でプレー。「組全体でいいプレーができなかったし、こういう状況でプレーすると、みんなこうなると思う」と金谷は1オーバー17位。約289万円差をつけられている平田の成績次第で、2人までの11位タイなら逆転できる可能性もある。「しっかり、明日からは自分らしいプレーができるように」と切り替えた。
ランク3位・今平以下の4人は今週の優勝が逆転への必須条件だが、6人のうち最上位はイーブンパーで回ったランク4位の岩田寛と同5位の木下稜介の2人で、ランク3位の今平と同6位石川遼は3オーバー24位と出遅れた。石川は2番(パー3)で2m弱のチャンスを外すなど惜しいパットが続いたが、「先週よりはショットも徐々に良くできている。ここからさらに良くできるようにしていきたい」と、過去2勝のコースで巻き返しを目指す。(東京都稲城市/谷口愛純)
<ランク2位以下が平田を逆転する条件> 2位金谷/2人までの11位タイ(※平田が途中棄権などで賞金加算なしの場合)/2人までの8位タイ(平田が最下位の場合) 3位今平・4位岩田・5位木下/優勝(無条件) 6位石川/優勝(平田が2人の2位タイ以下の場合)