フレックスタイム制に「時間外労働」はある? フレックスタイム制の企業で働く注意点とは?
まずは確認! フレックスタイム制の企業で働く注意点
フレックスタイム制の企業で働く際には、必ず就業規則と労使協定の内容を確認しましょう。フレックスタイム制を導入するには、就業規則等への規定と労使協定で所定の事項を定める必要があるため、以下の項目を確認してください。 ・対象となる労働者の範囲 ・清算期間 ・清算期間における総労働時間 ・清算期間における所定労働時間 ・標準となる1日の労働時間 ・コアタイム ・フレキシブルタイム フレックスタイム制が適用される対象労働者の範囲は、企業によって異なります。正規雇用者だけを対象としており、パートやアルバイトなどの非正規雇用者には適用されないケースもあります。 また、清算期間や清算期間における総労働時間と所定労働時間も確認すべきです。清算期間のなかでどのように業務を進めるかスケジュールを立てるうえで、総労働時間と所定労働時間の確認は欠かせません。 あわせて、企業が労働時間をどのように管理しているのか確認しましょう。企業は従業員の労働時間を適切に管理する必要があるとはいえ、管理がずさんに行われているケースが考えられます。 実労働時間次第では時間外労働に対する賃金の支払いを請求できるため、文面上のルールだけでなく実態としてどのように管理されているのか確認しましょう。
まとめ
フレックスタイム制が導入されている企業に勤務している場合でも、残業代が発生する可能性はあります。就業規則や労使協定の内容を確認し、自社でどのような勤怠管理が行われているか確認しましょう。 フレックスタイム制の企業で勤務する際には、労働者自身もフレックスタイム制の特徴や仕組みを理解することが大切です。 出典 厚生労働所 フレックスタイム制のわかりやすい解説&導入の手引き 厚生労働省 フレックスタイム制の適正な導入のために 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部