50代の女性が今こそ起業にチャレンジすべき7つの理由
50代に入って起業を考える女性はたくさんいる。多くの女性にとって50歳というのは、単に過去の成果や経験を振り返る節目ではない。むしろ未来に目をむけ、何が可能かを考えるタイミングだ。 50代は、自分を開花させる時と言える。子どもたちも大きくなり、以前より時間がある。50代とは、自分が心からやりたいことについて再び考える時期なのだ。 そして今、50代の女性たちはこれまで以上に、起業という手段を通じて新たな自分に生まれ変わるチャンスを掴もうとしている。 自ら事業を立ち上げようと考えたことがあるなら、50代の今こそ、思い切って飛び込むのに完璧なタイミングだ。そう言える7つの理由を以下に説明しよう。 ■1. 人生経験から得られるアドバンテージがある 50代になるまでには、経験や分別、困難をしなやかに乗り越える力(レジリエンス)といった、人生の宝となる資質をしっかり蓄積してきたはずだ。こうした資質はビジネスにおいても非常に価値がある。実際の体験から学んだことは、どんな正式なトレーニングよりも大きな意味を持つことが多い。 今までにあなたは、困難に対処し、人間関係を築き、健全な判断をする方法を学んできたに違いない。実は、これらのスキルは、成功するビジネス経営にとっても不可欠な要素となる。 人生の後半戦に入ってから事業を始めることで、苦労の末に手に入れてきたこうした知識すべてをビジネスに生かせる。これにより、起業家の世界を自信を持って歩むことができるだろう。 ■2. 起業を通じて、人生の新しい章に踏み出せる 50代の女性には、目的と情熱に満ちた人生の新章に踏み出す準備ができている人が多い。起業すれば、自分の興味関心や目標を中心に据えて、人生やキャリアを設計する自由が得られる。ずっとやってみたかったことや、支援したい理念、自分を生かしたい市場があるのなら、今こそ試すべき時だ。 ■3. 経済的自立と富の構築を実現できる 起業の意義は、単に収入を得るだけにとどまらない。将来に備えて富を築き、経済的自立を確立する手段でもある。 多くのX世代(米国では1965年~70年代生まれ)に属する女性のあいだでは、従来型の退職後に備えた貯蓄では十分ではないかもしれない、という意識が高まっている。そこで彼女たちは、老後も経済的に安心できる将来を得るために、事前に対策を講じている。 事業主になれば、より大きなリターンを得られる道が開ける。また戦略的に取り組めば、事業が金融資産となり、今後長きにわたる経済的安定と富の供給源となる可能性もある。