【住之江ボート G1高松宮記念特別競走】茅原悠紀 準完全で11回目のG1V 賞金ランク4位に
ボートレース住之江の「G1高松宮記念特別競走」は6日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の茅原悠紀(37=岡山)が押し切って準完全V。23年12月11日の芦屋71周年以来11回目のG1優勝を飾った。今年は5Vで、高松宮記念は初V。この優勝で今年の獲得賞金が1億円を突破、ランキングは4位に浮上した。また節間で110億5759万8700円を売り上げ、目標の100億円を大幅に上回った。 絶好調モードは続いていた。今年は7月28日の大村オーシャンカップで2014年12月23日の平和島グランプリ以来、2回目のSGを制覇した茅原。10月14日にも、からつバトルトーナメントで優勝するなど近況のリズムは◎だった。勢いそのままに住之江へ乗り込んでくると、今度はメーカー32号機をゲット。新ペラに換わっていたが、初日からペラを叩くと、早くも快速の雰囲気を漂わせた。 初日メインの「高松宮特選」こそ2着に甘んじたが、2日目以降は完全無欠の走りで予選5連勝。準優勝戦は仕掛けで少々後手に回ったものの、1マークは完璧なターンで押し切り。堂々のファイナル1号艇を勝ち取った。 迎えた優勝戦。スタ展通り、本番もゆったりとした枠なり進入。イン茅原の起こし位置は100よりもかなり手前と絶好だ。あとはスタートに集中。60日のフライング休み未消化とは思えないコンマ09のトップスタートを決めると、1周1マークは誰も寄せつけない完璧なターンで押し切った。 「とにかくスタートが入っていてホント良かった。それにしっかり合っていてエンジンはめっちゃ出ていました。グランプリもコレ(32号機)を引きます!」 これで獲得賞金ランクも峰竜太を抜いて4位にジャンプアップ。来月17~22日に、ここ住之江で行われる大一番・SGグランプリのトライアル2ndからの出場をグッとたぐり寄せた。 「とにかく事故のないように1走1走頑張ります」 この勢いならグランプリでも必ずやってくれるだろう。 ◇茅原 悠紀(かやはら・ゆうき)1987年(昭62)7月11日生まれ、岡山県出身の37歳。岡山支部の第99期生。2006年11月11日に児島でデビューし、6走目で初1着。09年12月17日の宮島で初優勝。G1は12年9月30日の徳山新鋭王座決定戦など11V。通算4306走1281勝、59V。主な同期は下出卓也、坂元浩仁。1メートル71。血液型A。