最悪の無駄遣い…。バルセロナの歴代“不良債権”選手(6)お金持ちになりたかっただけ? アーセナルから移籍→ベンチ要員
バルセロナはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でバルセロナが獲得した選手で“不良債権”となった例を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。 【画像】バルセロナの歴代“不良債権”選手 一覧
DMF:アレクサンドル・ソング(元カメルーン代表) 生年月日:1987年9月9日 在籍期間:2012年夏~2016年夏 移籍金:1900万ユーロ(約26.6億円) 通算成績:65試合1得点2アシスト 名将アーセン・ヴェンゲル率いるアーセナルでレギュラーとして活躍していたアレクサンドル・ソングは、2012年夏に1900万ユーロ(約26.6億円)の移籍金でバルセロナに加入している。クラブは当初、アスレティック・ビルバオに所属していたハビ・マルティネスの獲得を目指していたが、高額な移籍金が障壁となり断念。その代わりという形で、ソングにスポットライトが当たった格好だ。 しかし、すでに完成されていたバルセロナのスタイルに、ソングはまったくフィットできず、スペインの地ではベンチを温めることがほとんどだった。クラブとは5年契約を結んでいたが、2014/15シーズンと2015/16シーズンはウェストハムにレンタル、そして2016年にフリーでルビン・カザンに移籍しているため、稼働したのは実質2シーズン。サポーターの記憶に残ったとは言い難い。 それでも、ソングは多くの試合に出場できなかったことはさほど気にならなかった模様。後に「バルセロナのスポーツ・ディレクターに会ったとき、あまり試合に出られないかもと言われた。僕には問題なかった。今なら億万長者になれると分かっていたからね」と高額な給料さえ受け取れれば良かったと話している。バルセロナにとっては、なんとも屈辱的な結果と言えるかもしれない。
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