後継指名の公募候補が立候補取りやめ 体調不良など理由か 大阪・四條畷市長の政治団体
任期満了に伴う大阪府四條畷市長選(12月15日告示、22日投開票)で、不出馬を表明している東修平市長(36)が設立した政治団体「四條畷市民の力」は26日、公募で後継候補に選んだ元国連職員の男性(38)が立候補を取りやめることを明らかにした。本人の体調不良などが理由とみられ、27日に東市長が大阪市内で記者会見を開き、詳細を説明する。 東市長は今年9月、2期8年で勇退すると表明し、自ら政治団体を設立し、民間求人サイトのエン・ジャパンを通じ、市長の後継候補を公募。国内外から計209人(男性193人、女性16人)の応募があった。書類選考やオンライン面接を経て、10月26~27日に実施した最終面接で6人から後継候補を選出し、11月7日に元国連職員の男性が立候補すると発表していた。 民間の求人サイトで首長候補を公募するのは、東市長らの政治団体による試みが全国で初めてという。ただ、後継候補が立候補を辞退することで計画の先行きが不透明になった格好だ。