TBS山本恵里伽アナ、4月から「報道特集」キャスター就任 今年を振り返り「現場の取材は常に濃密」
TBS系「報道特集」(土曜後5・30)に出演中の同局、山本恵里伽アナウンサー(31)がサンケイスポーツの取材に応じ、現場取材などを基に今年の出来事を振り返った。 【写真5枚】「報道特集」の生放送後に取材に応じた山本アナ 4月に同局系「news23」から「報道特集」のキャスターに就任。4月3日に発生したマグニチュード(M)7・2の台湾地震では同日夜に震源地に近い東部の花蓮市に入り、初出演となった6日の放送は現地から状況などを伝えた。 ビルや家屋の倒壊はあったが「避難所の設営など対応が迅速で驚きましたし、担当者は日本で災害対策を学んでいた」と説明。一方、能登半島地震の報道では猛暑の中、空調設備が整ってない車庫で暮らす被災者の高齢夫婦らを取材し「行政も復旧に全力を尽くしていましたが、復旧はなかなか進んでいない」と指摘した。 ほかには選択的夫婦別姓制度にも注目。「私の知人も世代的に結婚する人が増えてきて、自分のアイデンティティーとして名字を大事にしたいという考えが増えている」と実感。自民党の派閥裏金問題では「政治の取材は経験や勉強がさらに必要ですが、ひよらずに強い気持ちでお話を聞く姿勢も大切」と奮闘した。 キャスターとしては「現場の取材は常に濃密」と学んでおり、来年は「災害のない1年であってほしい」と願っていた。(山内倫貴)