「消えろ」「カス」と暴言…女子トイレに閉じ込め 奈良教育大附属小で「いじめ」調査報告書を公表 被害児童は余儀なく転校に…被害児童の父親は報告書に「首をかしげざるを得ません」
被害児童の父親「こちらの要望受け入れず…誰のための調査なのか」
調査報告書の提出を受け、被害児童の父親は「息子が大事にしていたお守りをバラバラに解体し、トイレに捨てた行為」など報告書に記載のない事実があるとして、納得がいっていないとしたうえで、次のような所見を公表しました。 【被害児童の父親の所見より】 「私たちが求めていたものは、単に『重大ないじめがあった』という認定ではなく、どういういじめがあったのか、息子が何に苦しんだのかなどを明らかにすることでした。起こった事実をそのまま伝えてほしいということだけです。多方面への聞き取りにより多くのことを明らかにしてくださった調査委員会ではありますが、最後は、完成した調査報告書などを一方的に読み上げ、こちらの要望は一切受け付けずに幕引きを図るというのでは一体誰のための調査であったのかと、首をかしげざるを得ません」などとする所見を明らかにしました。