ボクシング 京口紘人、〝世界前哨戦〟で「倒します」とKO勝利を宣言 対するパラスは勝利のラウンドガールハグを予告
プロボクシングの元WBO世界スーパーフェザー級王者で、2022年7月に現役引退を発表した伊藤雅雪氏(33)がプロモートする興行「TREASURE BOXING PROMOTION6」(韓国・仁川、パラダイスシティー・グランドボールルーム)の前日計量が10日、試合会場で行われた。 メインイベントはフライ級10回戦で、前WBA世界ライトフライ級スーパー王者で、WBA世界フライ級2位、IBF世界同級4位の京口紘人(30)=ワタナベ=と、IBF世界同級10位のビンス・パラス(25)=フィリピン=はともにリミットより100グラム軽い50・7キロでパスした。 2018年5月に東京・大田区総合体育館で、IBF世界ミニマム級王者だった京口はパラスの挑戦を受け、3-0の12回判定勝ち。2度目の防衛に成功した。再戦を受けた京口は「U-NEXTで(生)配信があるので、皆さん応援をよろしくお願いします。倒します」と笑顔でKO勝利を宣言した。世界3階級制覇に向けて、この試合が〝世界前哨戦〟となる可能性がある。前回の対戦ではプロ初のダウンを喫しており、強打は警戒している。パラスに負けなければIBF王座を狙う意向だ。 22年11月の2団体ライトフライ級王座統一戦(さいたまスーパーアリーナ)でWBC王者だった寺地拳四朗(BMB)に7回TKO負けし、プロ初黒星を喫した。フライ級に1つ階級を上げ、昨年5月の再起戦で判定勝ち。9月には3回KO勝ちでフライ級初のKO勝利を挙げ、再起から2連勝とした。 対するパラスは「明日は良い試合になりそうだから、観客が楽しめるよ!」と満面の笑み。パラスは勝利後にラウンドガールにハグするのが恒例となっており、今回も勝利のハグを予告した。 興行は動画配信サービスのU-NEXTで午後3時から独占生配信される。プロ戦績は京口が19戦18勝(12KO)1敗、パラスが23戦20勝(15KO)2敗1分け。