政治家は必読…米国で逮捕された元ロシア美人スパイが自伝で赤裸々暴露した「ハニートラップの中身」
アメリカで核弾頭開発計画の情報を収集
グラビアアイドルとの不倫で世間を騒がせ、3ヵ月の役職停止処分を受けた国民民主党の玉木雄一郎代表(55)は過去にこんな発言をしていた。 【写真あり】プーチンのみせしめで…ロシア新体操金メダル美女「全裸開脚ショー」が世界に拡散! 「ハニートラップはあるのかとよく聞かれるんですけど、あるんですよ。私も経験しました」 自身が某国で夜に飲酒した帰り、ホテルのエレベーターに2人の女性がいきなり乗り込んできた。ドアが開いた瞬間に逃げて事なきを得た――という内容だったが、そんな彼は後に週刊誌に不倫をしっかりスクープされているのだから、笑い話にもならない。 そんなインテリジェンスの世界での“ハニートラップ”を生々しく記した著書が、世界で話題になっている。米国に潜入してスパイ活動を行い’10年に逮捕され、ロシアに強制送還された元ロシアの“美人”諜報員アンナ・チャップマンの自伝本『ボンディアンナ:ロシアへ愛をこめて』だ。 同書には彼女がターゲットの男性を“ハニートラップ”で落とすため、セックスアピールをいかにして使ったかが事細かに書かれている。 米サイト『Radar Online』によれば、チャップマンはアメリカの核弾頭開発計画の情報を収集するスパイとして’10年2月に米国に入国。不動産会社などを経営する敏腕社長を演じて諜報活動を行った。 同年6月にFBIのおとり捜査員に逮捕されて、ほかの9人のスパイと共に一斉検挙された。スパイ映画を地で行く逮捕劇が当時センセーショナルに報じられた。その後、ロシアに強制送還されて母国で一躍人気者になり、テレビ司会者などとして活躍している。 現在42歳のチャップマン。’06年に夫のアレックスと別れた後、モスクワに住んでいるときにモスクワ在住の“キリル”というスパイにスカウトされたのが諜報人生の始まりだった。彼女の男性との人脈作りのスキルに“キリル”が注目して採用に踏み切ったのだという。 ◆私は負けてパンツを脱いだ チャップマンは自伝本で《男性に自分がどんな影響を与えるかはわかっていました》とした上で、こんな打ち明け話をしている。 《神は私に細いウエスト、豊かな胸、そして赤い髪を惜しみなく与えてくれた。私が必要なのは、それを強調することだけ。シンプルだがセクシーな服装、薄いメイク、そして気取らない雰囲気でそれを実現した。私はジュエリーを身につけることはなかった。必要性を感じなかったからだ》 《私は誰かの承認を求めたことはありません。私はただ自分らしくいただけです。そしてそれは魔法のようにうまくいきました。イギリスの貴族やアラブの富豪たちが私の手にキスをして、明るい未来を約束してくれたのです》 ある時、チャップマンはストリップを賭けたポーカーで、投資会社の仕事を手に入れたという。彼女はそのときの“仕事ぶり“をこう書いている。 《私は負けてパンツを脱ぎました。男たちは大喜びでした》 鼻の下を伸ばして、ロシアの女スパイとは知らず仕事を世話した投資会社の男たちの顔が浮かぶというものだが、笑っている場合ではない。男の下半身を巧みに揺さぶるこの手のハニートラップは我々の身近に潜んでいるかもしれないのだ。 チャップマンの告白は、ハニートラップに引っかからないようにするための対策をリアルに的確に教えてくれている。玉木代表はもとより、日本の政治家たちにとって必読書かもしれない――。 文:阪本良(『東京スポーツ新聞社』元・文化社会部部長)
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