『光る君へ』<私を何だとお思いでございますか!><俺のそばにいろ>道長と行成のやりとりに悶える視聴者。このとき副音声で語られていた行成の心境とは…
◆11月10日の『光る君へ』 現在放送中の吉高由里子さん主演・大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第43回の「輝きののちに」が11月10日に放送され、話題になっています。 『光る君へ』次回予告。万策尽きた三条天皇に「奥の手」を助言する実資。「大当たりだったわ」とつぶやく倫子の母・穆子。そして月を見上げる道長が詠む歌は… *以下、11月10日放送内容のネタバレを含みます。 三条天皇(木村達成さん)の暮らす内裏で度々火事が起こり、道長(柄本佑さん)は三条の政に対する天の怒りが原因だとして、譲位を迫る。しかし三条は頑として聞き入れず対立が深まる。 その後、道長は三条のある異変を感じ取る。その頃、まひろ(吉高由里子さん)は皇太后・彰子(見上愛さん)に仕えながら、源氏物語の執筆を続ける中、越後から帰京した父・為時(岸谷五朗さん)と再会。 さらに娘・賢子(南沙良さん)から恋愛の相談をされーーといった話が描かれました。
◆大宰府に行きたいと願い出た行成 今回のドラマの前半、1014年の春。 道長の前に「お願いがあって」やってきた一条朝の四納言の一人、藤原行成。 空いている大宰大弐に任じるべく、大宰府に行きたいと願い出ます。 「私のそばを離れたいということか?」と道長からたずねられた行成は、三条天皇が即位して3年の間、役に立てていないということ、そして敦康親王も幸せに暮らしていることから、以後は己の財を増やすのに専念したいと語ります。 対して「そなたの気持ちは分かった。考えておこう」とこたえる道長。 その様子を見た行成は感慨深い表情で、道長に感謝を伝えます。
◆「道長さまは私を何だとお思いでございますか!」 それからドラマ後半、実資から「大宰府に恵清という目の病を治す薬師がいる」と助言された隆家が、大宰府行きを道長に懇願。 その後、11月の臨時の除目で、隆家は希望通りに大宰権帥に任命されます。 それを聞いた行成。除目の後も動かず、その場に残ります。 そして行成は、去ろうとする道長に対し、悲痛な表情で「道長さまは私を何だとお思いでございますか! 私の望みを捨て置いて隆家殿を大宰権帥になさるとは」と伝えます。
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