運命の一日― ソフトバンク、リバン・モイネロの最優秀防御率タイトルはオリックス宮城大弥にかかる 両投手の獲得条件は?
ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)に自身初の最優秀防御率のタイトルがかかっている。6日の楽天戦で今季最終戦となるオリックスの宮城大弥投手と争っており、宮城は同日に先発する。最優秀防御率の行方は? ■タイトル争いの行方は?パ・リーグ最優秀防御率上位【ランキング】 タイトル争いに加わるにはまず規定投球回である143回に到達する必要がある。モイネロは163回を投げ、39失点(自責34)。防御率は「1・88」。一方、宮城は現在135回2/3で、最低でも残り7回1/3を投げる必要がある。規定ギリギリを投げて自責0だった場合、防御率1・83となり逆転される。ただ、自責1となれば防御率1・89でモイネロが上回る。 宮城が自責1のまま9回を投げきると防御率「1・87」となり、1厘差で宮城に軍配が上がる。自責2となると、宮城が仮に12回まで投げたとしても1・90となり、無条件でモイネロのタイトル獲得が確定する。 宮城は今季楽天戦で3試合に登板し、2勝1敗。19イニングを投げ、3失点(自責2)、防御率0・95と、リーグ5球団の中でもっとも相性が良い。 小久保監督は4日最終戦後のセレモニーで「宮城を打たれることではなく楽天打線を応援してください」とファンに呼びかけた。モイネロは9月30日の最終登板後、「宮城は日本で一番いい左ピッチャーだと思うので、すごくいい投球をすると思う。宮城投手がタイトルを取れば自分もうれしいし、自分が取れればそれはうれしい」と話していた。どちらの左腕が最優秀防御率のタイトルを手にするのか。最後まで見逃せない。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
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