無視、八つ当たり、ため息…これ全部「フキハラ」です!社会人の約8割が「経験有り」の現実
「関わらない」「機嫌を取る」…先手を打つのがベスト!
「フキハラ」は現在ではハラスメントの一つ。人間誰しも不機嫌な時はあるものなので、加害者になりやすいのが特徴とも言えそうです。それも含めて、被害にあった場合は「相手は機嫌が悪い日なんだな」と割り切ってあげられると、心身のダメージを受けなくていいのかも。なるべくその人と関わらないようにしたり、相談に乗ったり、相手に合わせた対応をするとうまくかわすことができるでしょう。 「不機嫌な相手がいたら必要最低限以外、関わらないようにしている」(31歳女性学生・フリーター) 「夫からいつも受けている。気分が悪いと言いがかりをつけてくる。そんな時は好物の料理を出すと収まる(笑)」(46歳女性/コンピュータ関連技術職) 「妻が不機嫌な時はなるべく外に出かけるようにする」(58歳男性/研究・開発) 「人によって機嫌はいろいろなので、それに対応してうまくつきあっていくしかない」(67歳男性/その他)など
「フキハラ」をしているかも!?と実感している人は約6割
最後に自分が「フキハラ」をしていると実感しているかを尋ねてみたところ、「ある」と断言した人は2割、「もしかしたらあるかもしれない」という人と合わせると約6割が思い当たるふしがあることが判明。自分では意外と気が付きにくいかもしれませんが、よく考えるとあの時……と思った人もいるかもしれません。 ■自分が「フキハラ」をしているかも?と思うことはありますか? 「ある」……20.6%(103人) 「ない」……40.4%(202人) 「もしかしたらあるかもしれない」……39.0%(195人) 数多くのハラスメントの中でも、最も自覚なく無意識にやりがちな「フキハラ」。エスカレートすると「パワハラ」や「モラハラ」にもとらえられやすいので、機嫌が悪くなりがちな人は特に気を付けた方が良さそうですね。 また被害を受けそうな場合や受けてしまった場合は、人間誰しも不機嫌な場合はあると割り切り、ある程度許容してあげるのも手かもしれません。相手の性格や体調などを理解すると、比較的スマートな対応ができるので、そういった意味では扱いやすいハラスメントと言えそうです。 とはいえ、自分も相手もお互いに不機嫌を撒き散らさず、穏やかに過ごすのが一番。不機嫌を表に出すという行為、もうちょっとその影響についてしっかり考えていきたいものです。
ちえ