ブラジル代表、歴代ストライカーの系譜(3)ちょっと小粒…? 最強2トップの後釜は?
ブラジル代表のストライカーといえば、誰もが思い浮かべるのは元祖“怪物”のロナウドだろう。大五郎カットでも注目を浴びた日韓ワールドカップでの活躍が象徴的だ。しかし、彼の時代が終わった後にも前線でゴールを決める最も重要な役割を任された名手たちがいる。今回は通算5度のワールドカップ優勝を誇るカナリア軍団のエースとして世界の舞台に立った名ストライカーたちの系譜を振り返る。
南アフリカワールドカップ(2010)
ルイス・ファビアーノ(セビージャ) 生年月日:1980年11月8日(当時29歳) 個人成績:5試合出場/3得点0アシスト 南アフリカでのワールドカップ本大会が始まると、グループリーグ第2戦のコートジボワール代表戦で9ヶ月ぶりのゴールを含む2得点の大活躍。ラウンド16のチリ代表戦でもゴールを挙げて、準々決勝で敗退するまでの全5試合に出場3得点という成績を残した。このワールドカップ以降はほとんどブラジル代表に招集されることがなくなり、サンパウロを経て2016年は中国の天津権健(今年クラブが解散に追い込まれた)でもプレー。2018年2月にヴァスコ・ダ・ガマを退団した後は所属クラブがなくなり、2019年9月に現役を引退した。 ロビーニョ(サントス) 生年月日:1984年1月25日(当時26歳) 個人成績:4試合出場/2得点1アシスト レアル・マドリーでブレイクを果たして2006年のドイツワールドカップに参戦したが、当時の主力を脅かすことはできず途中出場がメインだった。その後マンチェスター・シティへ移籍するも、これが大失敗。完全に自信を失ってしまう。それでも2010年1月に母国の古巣サントスへ期限付き移籍して輝きを取り戻し、同年夏の南アフリカワールドカップ出場を果たした。本大会ではラウンド16のチリ代表戦でワールドカップ初ゴールを挙げ、準々決勝のオランダ代表戦でも得点を記録している。
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