直径1.2センチの円内に120文字おさめるハンコに驚き! 限界に挑戦…夢は全国的に有名になること
職人の技術をもって、ユニークなものを作り続ける
今回の“限界突破印鑑”のみならず、永江印祥堂ではこれまでにもさまざまなハンコを製作。“寿限無”や“円周率”、“QRコード”といったユニークな発想の作品が、Xのアカウントでも度々話題になってきました。 いずれも、細やかに文字や模様が描かれた素晴らしいものばかり。もっとも近年は、機械化が進み、以前よりもすごいものが簡単にデザイン・製作できる時代になりました。しかしながら、それでも人の手がないとできない部分があると、担当者はいいます。 「(ハンコのデザインをする際)パソコンで入力するだけではなく、仕上がりをイメージし、配列を考えて読みやすさや文字の大きさ・太さ・形を微調整しています。彫刻の際には、どのような針を使うか、どれくらいの深さや速度で彫刻するか、どのような彫り方をするかなど、今までの経験が必要になります。手仕上げは最終チェックで大事な部分なので機械ではできず、人の手で確認します」(担当者) 長年の経験で培った確かな技術力――。今後の目標は、島根県のハンコ屋がこれだけの技術をもっていることをたくさんの人に知ってもらい、「ハンコといえば永江印祥堂」と呼ばれるほど全国的に有名になることだといいます。 そのために、「“ハンコ=名前を彫り捺すもの”といった枠からはみ出した、今まで以上の活動をしていきたい」と担当者は語ります。ハンコがただのツールのみならず、アートやコレクションなど、ひとりひとりにとって違う存在になる――このような展開を図るべく、永江印祥堂は活動を続けていきます。 「名前が透けて見える」「光る」「どの角度からでも綺麗に押せる」といった、実用的なハンコも製作されています。 ◇ ◇ 「今回はたくさんご注目いただき、予想外の反響に驚くとともに、とても嬉しい気持ちでいっぱいです!これからもハンコという枠からはみ出したユニークなものを提供していきますので、引き続き弊社のSNSおよびオンラインショップをご注目ください!」(担当者) 担当者のお話の通り、永江印祥堂ではさまざまな種類のハンコを販売しています。今回ご紹介した“限界突破印鑑”も販売中とのこと。 (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))
まいどなニュース