大好きな沖縄の大盛りめし もう食べられない、けど諦めない【42歳グルメブロガー、がんになる】
無理なくゆるゆる頑張ろう
病気の発見と手術から、もうすぐ1年を迎えます。自分の生き方・食べ方と向き合ってきたようにも思いますし、対症療法的にできることをやるしかなかったようにも思います。特に食事面は苦労することも多かったなぁ。 いまもおなかの調子が悪くなりがちで、三歩進んで二歩下がることが起こります。体感として、血糖値コントロールがひとつの鍵でもあると思っていますから、バナナとヨーグルト、それにチョコレートも常備しています。チョコレートって意外と低GI値なので、小腹が減った時やダンピングが起こりそうなタイミングで食べ、緩やかに血糖値を上げるようにしています。 いま、17歳になるシニア犬を介護中です。当初「息子にとって初めて触れる『死』は、きっと愛犬なのだろうな」と思っていました。ですが、わたし自身が学ぶものが多いのです。トイレの失敗や全身の筋力低下、毛量の変化、口内環境の悪化、体重減少、目・鼻・耳の機能低下など、老いを感じさせる症状は、犬も人間も同じ傾向じゃないでしょうか。 よく「食べられなくなったら、死期が近い」と耳にします。愛犬も食べられなくなったように見えていましたが、観察するとドライフードを避けているだけのように見えました。そこでウエットフードに切り替えたところ、食欲が回復してきています。きっと口内環境の悪化で、食べにくかったんだろうなぁ。 これ、わたしも同じかもしれないなぁ、と思うのです。調子が良い時は食べられるし体重も増えるけれど、食べられない時は食に無関心で体重が落ちていきます。でも、これ以上の不健康な痩せ方は避けたいのが本音です。味覚障害と嗅覚過敏を回避しながら、食べられるものを探して体重を増やしていかねば。でもあんまり頑張りたくないんですよね、疲れちゃうから。ゆるゆるまったり、できる範囲で頑張ります。 最悪、ハイカロリーな医薬品経腸栄養剤という手も残っています。でも甘ったるくて口に合わなかったので、どうにか絶対に避けたくて…。そのためにも口にできるものがあれば、工夫して食べなければ。生きるために戦略を練り、PDCAを回していくのは、なんとなく仕事っぽいなと思う今日この頃です。