大好きな沖縄の大盛りめし もう食べられない、けど諦めない【42歳グルメブロガー、がんになる】
どうも、こんにちは。2023年に生存率が低いスキルス性胃がんと診断され、胃を失った「毎日ビール.jp」(グルメブログ)のユッキーです。最近、小学1年生の息子の食欲がとめどなく、「えっ、待って! ごはん200g食べたのに、パンも食べるの!?」とびっくりしています。成長期の男児すごいなぁと思いますし、カーチャンが食べ切れなかった分も食べてくれるのではと、非常に心強いです。 【写真】なぜ?葛藤あっても闘病発信続けるユッキーさん さて、今回は食事について。もともと食べる量が多く、大盛りめしが大好きだったのですが、胃全摘をして、さすがに食べる量が減りました。そんなわたしがいま、思うことをまとめてみました。 わたしという人間は、どうやら「できない自分」を認めにくい性質を持っているのかもしれません。特に、これまでできていたことが急にできなくなった途端、自分のアイデンティティーが失われてしまったような気がしています。 たとえば、「食べる量が減った自分」を認め切れていないのかも、と思うのです。胃全摘をして食べられる量が減ったはずなのに、いまも大盛り店の話題に心がワサワサするし、いつかどうにかして行ってみたいと思ったりします。一人じゃもう食べ切れないのにね。 もちろん、食べる量が減ったことには気付いてます。コース料理では1人前の量を食べられませんし、息子には食事量を超えられています。それに体調によっては「夕飯はお豆腐ちょこっとでおなかいっぱい」なんてこともザラにあります。その度になんとなく気持ちが落ち込んだりするのです。以前はもっと食べられたのになぁ、って。 でも、ここで諦めたら試合終了! ですから、長期戦で挑みたい!と思うのです。ネバーギブアップ!
沖縄の大盛りめしが好きだった
わたしがよく食べていた頃の様子をご存じな方は、沖縄タイムス+プラス読者さんの中にどのくらいいるでしょうか。東京で働いていた20代は、ごはんおかわり無料のお店ばかり開拓していました。昔の「さくら水産」(海鮮系居酒屋チェーン。残念ながら沖縄にはない…)のランチ、大好きだったなぁ。 沖縄に移住後もボリューム満点のランチを開拓し続けました。何度も訪れた「うかじそば」(那覇市天久)では、カツ丼と沖縄そばのセットなどをペロリと平らげていました。この店は味付けが好みでいつもセットで注文していたのですが、2016年くらいに閉店しちゃってショックでした。 皆さんが忘れていないであろう「波布食堂」(那覇市通堂町、2019年閉店)でも戦いました。ゴーヤーチャンプルーなんて3本くらい刻んでるんじゃないの?!というボリュームでしたし、SNSで話題になったてんこ盛りの肉そばもすごかったです。いつまでたっても麺が出てこなくて、永遠に肉野菜炒めを食べていたっけ。 沖縄市にある「オークレストラン」のオークランチ(2019年当時)も、すごい量でした。ワンプレートにこんもりとおかず類が盛られているのに、さらにハーフバイキングコーナーの用意があるとは! サラダや一品料理、デザートのフルーツなども食べられます。なんでこんなボリューミーなの! 那覇市久茂地の「くりすたる」でも、いろんなメニューを試しました。定番のBランチ(ナポリタン、エッグサンド、ハムエッグ)にCランチ(オムレツカレーとトンカツ)、それにちゃんぽんセットもボリューム満点だったなぁ。鉄板ナポリ&ハンバーグを注文したところライスもついてきて、「麺にごはんで、炭水化物パラダイス!」と思ったほど。 沖縄は大盛り文化が盛んですから、おなかいっぱい食べたい派のわたしにとっては天国でした。おかげで沖縄移住後にググッと体重が増えましたが、スキルス胃がんの治療で体重がプラマイゼロに。いいんだか、悪いんだか(笑)。