和紙の特性を生かして表現 美濃和紙の里会館で「全国和紙画展」 岐阜県美濃市
1/7
和紙で描く絵画の公募展、第37回全国和紙画展が、美濃市の美濃和紙の里会館で開かれています。 この公募展は、和紙を普及させ、その芸術的価値を高めようと、毎年開かれています。 今回は、和紙の特性を生かしながら自由に表現するアート部門に78作品、和紙だけで描く和紙絵部門に70作品が寄せられました。 会場には、厳正な審査で選ばれた入賞・入選作品 80点が展示されています。 今年のアート部門の大賞は、埼玉県所沢市の十時宏之さんの抽象作品「Landscape-24」で、移ろいゆく風物のはかなさを不規則に折れ曲がる紙のしわで表現しています。 一方、和紙絵部門の大賞は、福岡県宗像市の渡邉佳子さんの作品「赤のダンス」で、咲き誇るケイトウの花を赤い色の和紙を貼り重ねて力強く描いています。 会場には ほかにも和紙の素材を生かした立体的な絵画作品がずらりと並び、来場者の目を引いています。
この展示会は、12月16日まで開かれています。