老舗の和牛卸問屋が経営する〈銀座吉澤 肉割烹〉で、贅沢な肉料理を心ゆくまで味わって!
“和風タルタルサンド”は、和牛のタルタルを挟んだサンドイッチで、木の芽と実山椒が主張。サクサクっとしたパンに、ねっとりとしたタルタルがよく合う。コンソメスープと交互に食べても、美味しくいただける。
和牛の食味をストレートに体感できるのが、2種類の部位を食べ比べできる“和牛刺身”だ。ウチモモはきめ細やかな肉質でスジや脂身が少ない。イチボの“先三寸”と呼ばれる部位は、きめ細かくしっとりとした食感で、脂の旨味もしっかり楽しめる。 和辛子とワサビが添えられているので、好みで合わせてみて。 サーロインを用いた“すき焼き”は、鉄鍋で焼き上げられてとてもダイナミック。脂は適度に落ちていて、かわりに“伝統の割り下”を吸っているから、妙妙たる味わいに仕上がっている。コシのある細めのシラタキと、青味が秀逸な長ネギも、サーロインとの相性が抜群だ。お肉はおかわりもできるから、心ゆくまで味わうといい。
“和牛と魚介のユッケ御飯”は、雲丹、甘海老、帆立貝、和牛のユッケが一体となった贅沢な“凌ぎ”。酢飯の酸味が魚介とユッケの脂をくっきりと浮かび上がらせてくれる。混ぜて食べてもいいし、それぞれをつまんで食べるのも美味しい。 お酒は、日本酒はもちろんのこと、肩肘張らないサワーやフランスを中心としたワインがイチオシ。フローズンレモンを用いた“特製レモンサワー”(1100円)やフローズンアップルを使った "特製林檎サワー”(1100円)は、凍らせたフルーツがフレッシュで食欲をかき立ててくれる。 同じ“泡モノ”でも、シャンパーニュで始めるのも乙だ。“ピエール・トリシェ ブラン・ド・ノワール グラン・クリュ”はピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールで、凝縮感がありながら繊細さも感じられる。ふっくらとした味わいなので、和牛との相性は抜群。“作”(1合 2200円)は“一滴の水にも仏の命が宿る”という仏教の教えから命名されたプレミアムシリーズ。低温でゆっくり醸しているから、上質で心地よい余韻を放つ。和牛を穏やかに包み込んでくれるので、最初から最後まで通すのもいい。 銀座にある老舗の和牛卸問屋が経営する肉割烹だから、和牛の品質は折り紙付き。いつもとはひと味もふた味も異なる贅沢な肉料理が食べたい時にイチオシの一店だ!
●銀座吉澤 肉割烹
住所:東京都中央区銀座1-20-8 吉澤銀座1丁目ビル 3F 営業時間:17:00~22:00(21:00LO) 定休日:日・祝日、年末年始 TEL:03-3542-2981 ※サービス料別
文=東龍