女性「だいがく」知らない者同士も心一つに 担ぎ手も募集
「女性だいがく」の新しい担ぎ手を募集
親子3代でかけつけた地元ファミリーもいた。だいがくを担ぐ20代女性に、母親、弟、夫と子どもたちが声援を送る。玉出で生まれ育つと、子どもだいがくなど、幼いころから年齢に応じて担える役割をこなしながら、だいがくとともに成長していくという。
だから家族の1年は夏祭を中心に回っている。20代ママは「毎年GWを迎えるころから落ち着かなくなり、夏祭の本番が終わると、さびしくなる」とのこと。「うちの子どもたちにもだいがく好きの血は受け継がれているようなので、親子代々楽しんでいきたい」と、将来の担ぎ手たちにも期待を寄せていた。 だいがくの由来は平安時代の雨乞い神事。だいがくは戦前まで大阪南部に複数点在していたが、戦災で焼失したことなどから、現在も受け継がれているのは、生根神社のだいがくだけだ。同神社では女性だいがくの新しい担ぎ手を募集している。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)