【鳴尾記念】ヨーホーレイク 2年5カ月ぶり復帰3戦目での待望V!友道師も満面の笑み「ようやく勝てて良かった」
「鳴尾記念・G3」(1日、京都) 同じ勝負服の2頭が横に並んでのゴール前。先に抜け出した1番人気のヨーホーレイクが、外ボッケリーニの猛追をわずかにしのぎきった。頭差でつかんだ栄冠は実に2年5カ月ぶり。かつて将来を嘱望された素質馬が、再び大舞台へと舞い戻る弾みをつけた。 前日24歳の誕生日を迎えたばかりの鞍上・岩田望は「どちらが勝ったか分からなかったけど、モレイラさんから『おめでとう』と言われて…。半信半疑でしたけど、勝ってホッとしています」と自らを祝う勝利に喜びはひとしお。前が残る馬場状態を考慮して、早々と先団の後ろにつけた好判断が光った。 2歳時にはホープフルSで3着し、皐月賞(5着)、ダービー(7着)と春のクラシックを湧かせたが、22年1月から屈腱炎で2年2カ月の休養。今年の金鯱賞で復帰し、そして今回、復帰3戦目での待望Vに「ようやく勝てて良かった」と友道師も満面の笑みを浮かべる。 今後は脚元をケアしつつ秋の始動を予定。「ダービーの時から期待していた馬だからね。なんとかG1を勝たせてあげたい」とトレーナーが語れば、鞍上も「もっと上を目指せると思う。楽しみです」とポテンシャルに太鼓判。6歳でもキャリアはまだ10戦。伸びしろは計り知れない。