逆転負けに古賀主将「まずは私たちの整理」…五輪切符獲得へ冷静に自己分析
◆バレーボール ネーションズリーグ女子福岡大会第3日 ●日本 2(25―23、25―22、20―25、21―25、14―16)3 カナダ○(13日、北九州市西日本総合展示場) パリ五輪出場権を懸けた女子福岡大会第3日の1次リーグで、日本はカナダにフルセットのすえ敗戦。この試合での6大会連続の五輪出場は決まらず、古賀紗理那主将は「オフェンスの部分で苦しんだところと、コンビの所で苦しんだ部分と。サーブで攻めたかったけど崩せず、好き放題打たれた」と敗因を振り返った。 第1セット(S)、第2Sと連取。パリ五輪に王手をかけたが、まさかの逆転負けを喫した。トスを上げるサイドの食い違いなど、コンビネーションでもリズムが合わず「オフェンスのところで、100%でスパイクが打てていないなと、そういう感じがしていて。修正したかったけどできず、あっちは気持ちよく打っていた印象。意思疎通ができていなかった」と古賀。試合中の修正面で「選手だけではなくてスタッフからも指示が欲しいし、選手サイドもしっかりと話さないといけないと感じた」と課題を挙げた。 五輪切符がかかる戦い。「今日もプレッシャーはかかるけど、集中しようという気持ちで入った」と重圧と向き合っている。この試合の結果で世界ランクは中国が6位、日本が7位と五輪切符をつかむアジア最上位を譲った日本だが、残すは2戦。古賀主将は「こういう時は気持ちが弱かった、と捉える選手やスタッフもいると思うけど、まずは私たちのことを整理する。セルビア戦に勝たないと出場権は取れないと思うので、選手で話合ってやっていきたい」と、チーム一丸となることを説いた。
報知新聞社