一般男子は村田さんがV 三重県内外から力自慢集まる 多気・佐那神社の手力相撲
三重県多気郡多気町仁田の佐那神社（山下髙史宮司）で19日午前10時から、腕の力比べを行う「第8回手力（たぢから）相撲大会」（同相撲実行委員会主催）があり、県内外から約40人が力自慢を競った。 同神社が、天岩戸の扉を開けて天照大神を導き、この世に太陽を復活させたという日本神話に登場する天手力男命（あめのたぢからをのみこと）を祭っている縁から、氏子らでつくる同実行委（小野孝男委員長）が奉納行事として開催している。 8回目の今大会には県内外から約40人が参戦。小学生の部と一般男子、同女子の部、シニアの部、錬士の部の5部門を実施。木製の競技台をはじめ、手首を絡ませて向き合い腕相撲の要領で相手の腕を倒す同大会オリジナルのルールで腕力を競った。審判は同実行委員会の三橋信之さんが務めた。 この日は、午前に小学生の部、午後から大人の部を開催。大会前には山下宮司による神事が執り行われた。 一般男子の部で優勝した村田恭佑さん（38）＝駅部田町＝は、中学、高校と円盤投げと砲丸投げの選手として活躍し、宇治山田商業高時代はインターハイにも出場した経験を持つ。同大会には出場する度に毎回優勝をしていると言い、今回3回目の優勝を果たした。「あまり練習もしていませんでしたが、久しぶりに出場して優勝することができて良かったです」と話した。 また、同女子の部では、柔道選手の息子と練習を積んで参加した四日市市の花木ゆうかさん（34）が優勝を決め「昨年初めて出場した時は惨敗でしたが、今年は優勝できて本当にうれしい」と笑顔で話した。
◉大会の結果◉
（その他の松阪地区関係分、敬称略） ▶小学生の部＝①世古逢介（松阪市）②西山瑛都（同） ▶一般女子の部＝②世古佳恵（同） ▶同男子の部＝③中里亮裕（多気郡多気町） ▶シニアの部＝②中津菊次（松阪市）③中里秀美（多気町） ▶錬士の部＝②山下英士（松阪市）
